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ここでは、塗り替えにあたっての注意事項やノウハウをご説明しています。
ご参考にしてみてください! |
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とある休日に家族がウッドデッキを春の陽光をあびながら楽しそうに塗っている光景はほほえましいものです。私たちのまわりを見渡すと家や家具、電化製品、台所用品から自動車、電車などの乗物にいたるまで、塗装が施されています。
塗装とはなんなのでしょうか
塗装とは塗料を薄い膜にして素材の表面を外気から遮断し、汚れや湿気などから守り、素材に直接傷がつかないように製品を保護し、外観を美しいものにドレスアップして人の心をみたすことなのだと思います。 |
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塗装の目的は、その塗られる物(例えば家の外壁)の保護と美観です。
素材そのものを塗装で保護することにより、大切な家などの寿命を延ばし資産価値を高めるだけではなく、サビや腐食の防止は省資源に結びつく大切なことです。
美観は、言葉を言わない物に色どりや光沢を与えて美しく化粧してあげることです。最近では、美観を目的とするだけではなく、工場・病院・寝室・子供部屋・食堂などの内部の環境改善・安全衛生・モラルや能率の向上のためにも着目されカラーコンディショニングが行われています。より付加価値を高めるための塗装の再認識が行われています。 |
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ひと昔前の建物に対する塗り替えの目安は、外壁で5年~7年、本部や鉄部においては3年~5年といわれてきました。最近の建物に対する目安は、外壁で7年~10年、本部や鉄部では5年~7年といわれています。
「そんなに早いの!?」 と大抵の方が驚かれますうが、塗装の寿命は以外と短いのです。
でも、安心して下さい。
ここ数年の塗料の開発により10年~15年、又はそれ以上の塗料が主流になりつつあります。これは、天然素材をベースにした塗料から人工的に作られる塗料に推移し塗膜(塗料の膜)の寿命が飛躍的に延びたからです。
ちなみに、塗料で表面を覆っていない素材そのもの、建材そのものだと、1年~2年の間には劣化が始まりみるみるうちに老朽化していきます。見かける何も塗っていないウッドデッキを思い浮かべて見て下さい。最初は地肌色をしていたのに気が付いたら黒くなっていませんか? |
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タイミング・時期は!
お正月、受験、卒業、入学、ゴールデンウィーク、梅雨、お盆、お彼岸、秋の長雨、大晦日、等、これらの前に行うか、後に行うか、で考えると良いでしょう!
「そろそろ我が家も塗り替えよう!」 そう思った時がベストタイミングです!
では、春夏秋冬のうちのどの季節で塗り替えをするのが一番良いのでしょうか?
ひと昔前の塗装は、
天然素材ベースの塗料で、夏の暑い日は乾燥が早くハケ(筆を平たく大きくしたもの)の目が出てキレイに仕上がらなかったり、冬の寒い日は乾燥が遅く翌日になっても、乾いていなくて作業を中止したり強引に作業をして塗装不良を起こす事もしばしばでした。
現在の塗装は、
ほとんどが人工的に作られている為、そういった障害はなく、すべての季節で同じ仕上げが可能です。つまり全ての季節でOK!(塗装によっては、夏用・冬用もあります)
ただ、冬場の霜だけは色ツヤ障害を起こすので、午後4時前後には仕上げ作業はやめています。 |
■塗料の種類
種類 |
耐用年数 |
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アクリル塗料 |
2~5年 |
DIYセンターでもよく見かける塗料です。価格が比較的安く重ね塗りができる為、短いサイクルで別の色に塗り替えるといった場合に最適です。 |
ウレタン塗料 |
7~10年 |
反応硬化型の塗料で、強い塗膜を形成する塗料です。塗装のし易さはアクリル塗料と同等ですが、艶の寿命の点でアクリル塗料よりも優れます |
シリコン塗料 |
10~15年 |
防汚性能が非常に高く、品質に比較して価格が手ごろなのが特長です。紫外線や湿気、日光などの劣化要因に対し、優れた耐久性を誇ります。アクリル塗料やウレタン塗料と比べ用年数も長いので、長い目で見ればメンテナンスにかかる費用と手間を抑えることができます。 |
フッ素塗料 |
15~20年 |
フッ素樹脂塗料は、耐久性や衝撃に優れていますが、汚れが付着しやすい欠点が多少あります(すぐに水洗いで落とせます)。
価格は比較的高いですが、塗料自体の耐用年数が長いため、長期間利用する建築物だと、実際の塗装回数は少なく済みます。 |
光触媒塗料 |
15~20年 |
光触媒とは、光があたると化学反応を促進する物質のことです。この光触媒技術を利用した塗装が、光触媒塗装です。その効果は半永久的ともいわれております。
比較的コストは高めですが、塗装の耐久年数が長いため、景観を長く保ち、塗替えによる総合的なコストも抑えられ経済的です。 |
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工事完了のチェックはチェックは自分でしましょう。
細かなことでも気になることがあった場合、業者に言いましょう。 |
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